eBay輸出 USPSで返品された商品に関税がかかってしまったら!?対応方法を解説

eBay輸出で海外のバイヤーからリターンリクエストがあり、商品を返品してもらうと、再び商品を輸入することになりますよね。そのときに関税がかけられてしまっていたら、どのように対応したら良いのでしょう?今回は、返品商品に関税がかかってしまっていたときの対応方法について、詳しく説明していきます。

目次

USPSで返品された商品に関税がかかってしまったら

まず大前提として、eBayの返品商品を再輸入する場合、関税はかかりません。

USPS(アメリカの郵便局)からの返品商品の場合について、詳しく見ていきましょう。

返品商品に関税はかからない

返品商品には、関税はかかりません。これは「再輸入免税」という免税制度が適用できるためです。

再輸入免税を受ける条件は、次の2つです。

  • 輸出の許可を得て、日本から輸出された貨物であること
  • 輸出の許可を受けたあとに、貨物の性質や形状が変わっていないこと

ただし、輸出の際に別の規定の免税を受けていた場合は、再輸入免税が適用されない場合も存在します。

返品商品であることを示すために、バイヤーにお願いして、返送伝票と梱包材の見えるところに「Returned Goods」と記載してもらうようにしましょう。

また、再輸入免税を受けるためには、手続きが必要となります。

その際には、日本から商品を輸出した際の輸出許可通知書と輸出インボイスが必要です。輸出許可通知書は、利用している配送業者にお願いすれば送ってもらえます。輸出インボイスは、再輸入された貨物と情報が一致している必要があります。

また、場合によっては、往復文書や貨物写真も求められる場合があります。税関職員の指示に従って準備するようにしてください。日本から発送した際と、返品で再輸入された際の追跡番号も把握しておくようにしましょう。

関税がかかった場合

郵便局の配達員さんがeBayの返品商品を届けてくれた際に、関税がかかってしまっていた場合は、商品を受け取らないようにしてください。荷物を受け取ってしまうと、関税を支払わなければならなくなってしまいます。

関税がかけられている場合には、荷物に関税通知書が入っています。返品商品の配達時に、関税がかけられていないか必ず確認するようにしましょう。

詳しい対応の仕方について、下記で説明していきます。

対応方法4ステップ

eBayの返品商品の配達を受けたときに関税がかかっていたら…思わず慌ててしまいますよね。

ですが冷静に対応すれば、何も心配いりません。ここからは、eBayの返品商品に関税がかけられていた場合の対応方法について、一緒に見ていきましょう。

一度持ち帰ってもらう。

前述した通り、ここで配達員さんから返品商品を受け取ってしまうと、関税を支払わなければならなくなってしまいます。

一度荷物を持ち帰ってもらうように、お願いしましょう。お願いするときに、次のことをしっかり説明することが大切です。

  • 間違えて関税がかけられてしまっていて、税関に連絡するので一度持ち帰ってもらいたいこと
  • 受け取り拒否ではないので、返送はしないでほしいこと。不在扱いにして持ち帰ってもらうと良いです。

配達員さんが、受け取り拒否と勘違いしてしまうと、再びバイヤーの元に返送されてしまいます。税関に返品商品であることを確認してもらうまでに時間がかかるので、きちんと説明しておかないと、その間にバイヤーへ返送されてしまう可能性が高いです。

バイヤーが返品してくれた商品をまた戻してしまっては、状況がややこしくなって、新たなトラブルの原因となってしまいそうですよね。

配達員さんにしっかり状況を伝えるようにしてください。

関税通知書のコピーor写メを撮らせてもらう

配達員さんにお願いして、関税通知書のコピーか写メを撮らせてもらいましょう。税関に連絡するときに使います。

税関へ電話連絡する

次に、税関へ電話で連絡をします。管轄の税関の連絡先の電話番号は、関税通知書に記載されています。

難しそうで緊張してしまいますが、関税通知書のナンバーと返品商品である旨を伝えればOKです。職員さんが対応してくれますので、指示に従いましょう。

メールで書類を提出

税関に電話をした後は、メールで求められる書類を提出します。

eBayでのバイヤーとのメッセージのやり取りや販売した際のインボイスの控えが、返品商品である証拠となります。

税関の審査が終わり、書類が受理されれば、返品商品を関税なしで再度配達してもらえます。

まとめ:USPSで返品された商品に関税がかかってしまったら

いかがでしたか?

関税の問題などは、難しそうでドキドキしてしまいますよね。ですが、実際は、そんなに複雑なことではありません。

手続きをせずに本来なら不要な関税を支払ってしまっては、利益の損失に繋がりますよね。慌てずに1つずつ丁寧に対応していきましょう。


リターンリクエストが届いたら、不安になりますが全体的な対応方法については以下の記事をご覧ください。

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