eBay輸出とは?副業からスタートする始め方や注意点を解説!週末輸出のすすめ

いざeBay輸出をやってみようと思ってネットで検索してみると、英語、為替、リスク、メリット、デメリットなど難しい言葉や不安な言葉がたくさん出てきて、「やっぱり難しいのかな…」と躊躇してしまいますよね。今回の記事では、イメージよりも簡単に始められるeBay輸出の始めた方について、紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
ebay輸出とは?
そもそもeBayってどんなプラットフォームなのでしょうか?実態がよく分からないから、難しい遠い世界のもののように感じてしまいますよね。
まずは、eBayがどのようなものであるのかについて、一緒に見ていきましょう。
190ヵ国に展開する世界最大のマーケットプライス


eBayは、アメリカに本社を置くグローバルEC企業です。1995年に設立されました。
アメリカを中心に、190カ国の約1.34億人のバイヤーが利用しています。日本ではあまり知名度が高くありませんが、世界最大規模のマーケットプレイスです。
特定の国にしか出品できないECサイトも多い中で、eBayでは190カ国への一括出品が可能です。
eBayは、190カ国に広がるグローバルネットワークから得られる各国の最新情報をセラーと共有することで、スムーズに複数国で出品できる仕組みを整えています。
ヤフオクの世界版
eBayと聞くと馴染みがなく難しいものと感じるかもしれませんが、ヤフオクやメルカリなら、日常的に利用している方も多いのではないでしょうか?
eBayは、簡単に言うとヤフオクの世界版になります。ヤフオクで国内規模で出品していたのを、世界規模に広げて出品するイメージです。
ヤフオクで不用品を出品したことはありませんか?同じ感覚で、不用品をeBayで英語で出品するだけで、すんなりと売れることもあります。確かにビジネスとして成功させるには難易度があがりますが、普通に商品を出品することは、それほど難しくありません。
初心者でも安心して販売できる


難しそうに見えるeBayですが、実は他のECサイトと比較しても初心者でも安心して販売できる仕組みが整っています。
eBayでは、セラーは自宅から出品作業をするだけで、世界中に商品を配送することができます。
また、ヤフオクでは、商品が落札された後、運営側は一切関与しませんよね。出品者と落札者の間のみで勝手にやり取りをする形になるかと思います。eBayは、商品がバイヤーに到着してセラーが評価されるまで、しっかり関与されることになります。
常に評価にまで関与されるのは厳しくも感じますが、運営側が細かいところまで介入してくれるのは、初心者としては放っておかれるよりも心強いですよね。トラブルが起こった際などにも安心です。
販売する地域の税金などはeBayが対応してくれるので安心
輸出入に関する税制や法律は国ごとに異なり、また改正も頻繁に行われます。個人や一企業が複数国に商品を出品するのは、本来なかなか大変な作業です。
eBay輸出を始める際に、そこの部分を心配している方も多いのではないでしょうか?しかし、安心してください。
販売する地域の税金などはeBayが対応してくれます。190カ国の税制や法律を自分で調べる必要はありません。
世界中どこに売れても日本円で受け取れる
eBay輸出の収益は日本円で受け取ることができ、海外の口座を持つ必要はありません。
eBayの売り上げは、Managed Payment(eBayペイメントサービス)にドルで反映されます。そこからeBayの手数料を引かれた利益が、日本円に両替されて、日本の口座に振り込まれることとなります。
副業からスタートする始め方
eBayの基本的な仕組みはイメージをつかんでもらえたでしょうか?
しかし、今している仕事を辞めて、いきなりeBay1本でやっていこうと思ったら、ものすごいプレッシャーになってしまいますよね。最初は、週末の副業からスタートするのがおすすめです。
個人で出品できる
eBayは会社を持っていなくても、個人で出品することができます。個人がネット上に自分のお店を持てるイメージです。
まずは家にある不用品を販売する
まずは家にある不用品を販売してみましょう。不用品であれば、気軽に出品できますよね。
eBayでは、中古品やヴィンテージ品が案外人気があるのが特徴です。あなたの不用品の「もう手に入らない」「他では買えない」という部分が付加価値となる可能性もあります。
日本国内で売ると同じものを出品しているライバルが多くて利益があまり得られないものも、eBayであれば珍しく高い利益を得ることも可能になります。
発送は週末にまとめて
平日の本業のお仕事と両立できるように、発送は週末にまとめて行うのが効率的でおすすめです。
eBayでは、発送までの日数(ハンドリングタイム)を出品時に自分で設定することができます。その時に週末発送で間に合うように設定しておけば、本業の負担にならずにすみますよね。
eBay輸出をスタートする際の注意点
商品を出品する前に、注意点についてはおさえておきたいですよね。
eBay輸出をスタートする際の注意点には、次のようなものがあげられます。
- 商品名の英語表記に注意
- 送料は容積重量で決まる
- 出品価格はザックリでOK
商品名の英語表記に注意
eBayでは、商品名を英語で表記する必要があります。
Google翻訳やYahoo翻訳などを使って英語表記を確認するのが一般的だと思いますが、そのまま直訳しても意味が伝わらないものもあるので注意が必要です。
例えば、漫画のタイトルなどの固有名詞は、英語では独自のタイトルになっている場合があります。
人気のある『進撃の巨人』は、「Titans of Progress 」ではなく「Attack on Titan」、『鬼滅の刃』は「OgreSlaying Blade」ではなく「Demon Slayer」という英語タイトルです。
せっかく出品しても、タイトルが違ったら、バイヤーに見つけてもらえませんよね。
有名な漫画やキャラクターだと翻訳機にかけてもきちんと表記されるものもありますが、念のため出品前に確認するのがおすすめです。Googleで「日本語タイトル 英語」や「キャラクター名 英語」で検索すれば、すぐに確認することができます。
送料は容積重量で決まる
eBayの送料は、容積重量で決まります。容積重量とは、貨物の重量を容積(体積)を重量に換算する計算方法です。
量った重さそのままの重量で送料を考えると、赤字を出してしまう可能性があります。
体積の大きいものほど送料も大きくなりますので、最初は小物を出品するのがおすすめです。
eBayでの海外発送方法や送料については、こちらの記事で詳しく説明しています。ぜひ、あわせてご覧ください。


出品価格はザックリでOK
eBayの出品前の価格計算が不安になってしまうかもしれませんが、出品価格の計算はザックリで大丈夫です。ザックリ計算するときは、ぜひ下記の計算式をご活用ください。
利益 = 売上 x 0.8(手数料20%) – 仕入額 – 送料
eBayに支払う手数料は状況によって多少上下しますが、20%で計算しておけば、赤字になることはありません。
詳しい手数料や計算方法については、下記の記事をご覧ください。


売れた後の流れ
出品して売れた後の流れについても知っておきたいですよね。売れてから、いざ対応しようとすると、慌ててしまいそうです。
売れた後の流れは、次の7ステップになります。
- バイヤーへお礼のメッセージを送信する
- 商品を仕入れる
- 商品を梱包する
- 発送ラベルを作成する
- 商品を発送する
- バイヤーへ追跡番号を通知する
- バイヤーへのフィードバックを残す
ステップが多くて大変そうに見えるかもしれませんが、1つ1つはそれほど難しくありません。詳しい手順については、ぜひこちらの記事をご覧ください。


まとめ:週末輸出のすすめ
eBay輸出は最初に調べる段階で難しい単語にたくさんぶつかってしまって諦めてしまいそうになりますが、スムーズに輸出ビジネスができるシステムが整っていて、実はそれほど心配することはありません。
国内のECサイトに比べて、市場が大きく、日本の商品を取り扱うライバルが少ないのも魅力の一つです。
まずは、ぜひ家にある不用品をeBayで出品してみてください。一度流れを確認すれば、次からはもっとスムーズに進められるはずです。