【2023年版】eBay輸出でDHLを使おう!契約・料金から発送方法まで分かりやすく解説

eBay輸出で、DHLを使いたいと迷っている方も多いのではないでしょうか?今回の記事では、DHLのメリット・デメリット、契約の仕方、料金、発送方法まで、気になる部分を詳しく解説していきます。
eBay輸出でDHLを使おう!


コロナの流行以降、eBay輸出においても、日本郵便だけでなく、クーリエ(国際宅急便サービス)の利用が欠かせないものとなりました。FedExだけでなく、DHLもあわせて利用するのがオススメです。
DHLってなに?
DHLとは、ドイツの国際宅急便サービス会社です。自社の飛行機を所有していて、出荷から配送まで、DHL社内で全て行っているのが特徴となります。
DHLを使うメリット・デメリット
DHLを使うとどのような良いことがあるのか、知りたいですよね。それに逆に引き受けることとなるデメリットも気になります。ここからは、DHLを使うメリット・デメリットについて解説していきます。
DHLの利用には、次のようなメリットがあります。
- 物流が安定している
- 発送が早い(通常アメリカまで3~7日間)
- 追跡番号で荷物の配送状況を確認できる
- 料金を安くおさえられる
- バイヤーの満足度が上がる
DHLのメリットは、何と言っても物流が安定していることです。コロナ禍では、日本郵便の配送が止まってしまって大変な思いをした方もいるのではないでしょうか?日本郵便がJALやANAなどの民間航空会社の飛行機のスペースを使って輸送を行っているのに対して、DHLは自社の飛行機を所有しているので、民間の航空機の減便や欠航に左右されることがありません。
またDHLは、集荷から発送までを全て自社で行っているため、発送が早いです。日本からアメリカへの発送は、通常3~7日で完了します。そして、追跡番号で荷物の配送状況を確認できるのも、セラーにとって心強いポイントです。
デメリットとして、みなさんがまず思い浮かべるのは、DHLは料金が高そうということではないでしょうか?ですが実は、eBay輸出でのDHLの利用は料金も安くおさえることができます。意外ですよね!
確かに、DHLは普通に利用すると高額です。そのために料金が高いイメージがあって何となく避けていた人もいるかもしれません。ですが、eBayのセラーは、限定の割引サービスを受けられます。DHLの「eBayセラー割引」、もしくは「BtoC割引」というプランは、8割近い割引率を受けることができます。
そして、信頼度の高いクーリエでの配送は、バイヤーにも安心感を与えます。バイヤーの満足度を上げるためにも有効な輸送方法になります。
実はデメリットらしいデメリットは、見当たりません。地域によっては、FedExより料金が高くなってしまうこともありますが、もちろんその逆もあります。DHLとFedExを両立して使いこなすのがオススメです。
DHLと契約する


eBay輸出でDHLを利用するためには、まず契約をする必要があります。「eBayセラー割引」、もしくは「BtoC割引」というプランで契約するようにしてください。いずれの割引プランも8割近い割引率で利用することができます。ここからは、DHLの契約方法について一緒に見ていきましょう。
契約の条件
DHLの契約ができる対象は、個人事業主か法人のみとなります。DHLは、届け出を出していない個人では、契約をすることができません。
まだ届け出を出していない場合は、税務署で開業届けを出しましょう。そう聞くと、とてもハードルが高いように感じますが、個人事業主の手続きは、書類を提出するだけですぐに終わる簡単なものです。
eBay輸出を運営するなかでの消費税還付なども受けられるようになりますので、今後のためにも事業主登録をしておきましょう。
DHLカスタマーサポートへ電話かメールをする
契約は、DHLカスタマーサポートへの電話かメールで行います。メールの方が早く回答がもらえるようです。
以下の内容を伝えるようにしてください。
- eBayのセラーとして、海外のバイヤーに商品を販売していること
- 現在日本郵便やFedExを通じて、毎月50件以上の商品を発送していること
- DHLとも契約をしたいこと
- 個人事業主登録、法人登記をしていること
- 営業さんから折り返しの連絡のお願い
まだeBay輸出での販売実績がなかったとしても、ある程度販売している雰囲気を出す方が契約がスムーズに進みます。
何点か質問されます
次のような質問をされます。担当者の方や時期によって、質問内容は変わります。
- 月間物量
- eBayストアの名前とURL
- PayPal ID(メールアドレス)
- 越境ビジネスにおけるeBayの利用割合
- 会社名または屋号
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 現行利用サービスと割合
- 配送先割合
最初に伝えた内容とかぶる部分がありますが、同じように伝えてください。私も一年後の自分をイメージして理想を伝えていました。もちろんちゃんと現実にしました。
現在利用している配送利用業サービスについては、EMSの割合を多めにした方が良いでしょう。配送先の割合は、アメリカを多めにして、後は適当に振り分けて大丈夫です。
アカウントの申込みや契約書の取り交わし
DHLの審査が完了したら、申込書や見積書などの書類が届きます。営業さんの案内通りに契約を進めてください。
支払いのためのMyBillオンライン決済の登録
DHLでeBayセラーの割引を受ける場合は、送料はAuto Payでの支払いとなります。契約して数日後に、DHLからMyBillオンライン決済のお知らせが届きますので、クレジットカードを登録しますと、毎月自動でカードで支払いが行われます。
現在はPaypalの連携による支払いは行なっておりません。
DHLでの発送方法


契約が完了したところで、ここからは実際にDHLで商品を発送する方法について紹介していきます。
梱包資材を注文する
DHLで商品を出荷する際には、無料で梱包資材の提供を受けることができます。
DHLから提供してもらえる梱包資材には、下記のようなものがあります。


また発送のラベルを入れるための専用の袋である「ビニールポケット」が、必ず必要になります。
DHLの送料の算出は日本とは違う
DHLの送料の算出には、容積重量か実重量のどちらか重い方が採用されます。クロネコなどの国内の場合には60サイズまたは2kgまで、それ以上思いサイズだと80サイズと区分分けした送料の算出方法になりますが、DHLの場合は算出方法が違うので注意が必要です。
容積重量の計算はこちら




3辺の長さを入力すれば、自動で容積重量を計算してくれます。
「FLYER」の発送に注意
「FLYER」の発送にも、実重量と容積重量の大きいほうが採用されます。以前は実重量で計算されていたので、勘違いしていまっていることも多いかと思います。
実重量と容積重量で重さが大きく変わってしまうケースもあるので、注意が必要です。
ラベル発行方法
DHLのラベルの主な発行ツールは、以下の3つです。
- MyDHL+(無料、eBay連携なし)
- hirogete(無料、eBay連携あり)
- Ship & Co(有料、eBay連携あり)
無料で使えるツールはMyDHL+とHirogeteの2つになりますが、MyDHL+よりもHirogeteがオススメです。
詳しくはぜひ、下記の記事をご覧ください。


集荷依頼方法
DHLは、集荷から配送まで全てインターネット上で手続きをすることができます。DHLが直接集荷をしていない地域では、佐川急便が集荷に着てくれます。ここからは、集荷の依頼方法を一緒に見ていきましょう。
MyDHL+からの依頼方法


まずは、MyDHL+にログインします。右上のログインをクリックして、メールアドレスとパスワードを入力することで、ログインができます。


「集荷依頼」の画面から「いいえ」を選択後、「次へ」のボタンをクリックしてださい。


切り替わった画面で、アカウント番号を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。


そうすると上記の画面に切り替わります。集荷の住所を入力していきます。


最後に、個数、総重量、最大梱包サイズ、集荷日、準備完了時間を入力します。画面下の「集荷依頼」ボタンをクリックすれば、集荷依頼は完了です。
Hirogeteからも依頼可能
Hirogeteからも、集荷依頼をすることができます。


ラベル発行後に「DHL集荷依頼」をクリックします。ラベル発行のついでにできるので、手間が省けますね。
まとめ:eBay輸出でDHLを使おう!
いかがでしたか?eBay輸出でのDHLの利用は、メリットが多く、デメリットは特に見当たりません。
契約や手続きも難しくなく、使わない手はないですよね。利益を上げていくために、商品の送付をスムーズにしたり、送料をおさえたりすることは必須です。
ぜひeBay輸出の発送にDHLを利用してみてくださいね。